2月21日(月)ビデオ会議を開催しました。
今年度最後のビデオ会議では、一年の活動の振り返りと次年度やってみたいことを、参加者が一人ずつ発表しました。
生徒会連合の取組の一つ、サミットや中高生交流会といった行事でのあいさつや、進行役割について、またビデオ会議での交流について、
「サミットの進行係が今年一番心に残った」
「失敗もあったが、最後までやり遂げられて良かった」
「発表に対してたくさん意見をいただいて、改善点がたくさんあると気付いた」など、みなさんが率直に感想を述べました。
次年度については、
「もっと自分たちでアイディアを出したり、もっと交流できたらいいな」
「率先して意見を述べるようにしたい」など、とても前向きな意見がで出ました。
また「誰かが出した意見に対して、もっと議論を深めるべき」という厳しいながらも建設的な意見もありました。
「コロナ禍で直接会って交流ができなかったので、来年こそは対面で行事がしたい」「次年度は何らかのかたちで交流したい!」これは本当に切実なみなさんの気持ちですね。
今年度の振り返りをもとに、次年度の活動が有意義なものにできるように、頑張りましょう!
みなさん、一年間お疲れさまでした。

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「ふたば生徒会連合」は、双葉郡8町村立中学校、ふたば未来学園中学校・高等学校の生徒会役員生徒を中心に構成されており、例年、夏に開催する「双葉郡中高生交流会」の開校式や、12月に開催する「双葉郡ふるさと創造学サミット」のオープニング/クロージング・セレモニー、交流企画等の企画・運営など、生徒主体の取組を行っています。
- 日時:2022年2月17日(火)9:30~11:30
- 場所:Zoomによるオンライン会議
- 議事
1. 開会
2. 前回(第21回)議事概要確認
3. 議事
1) 今年度の各取組実施状況について
2) 各町村教育委員会の現状と課題
3) ふたば未来学園中学校・高等学校活動報告
4) 双葉郡教育復興ビジョン推進計画書第三期(案)について
5) 令和4年度推進体制・行事計画(案)について
6) その他
(1) 委員からの情報共有
(2) 今後の協議会開催予定
4. 閉会
双葉郡では、 平成27年に双葉郡地域学校協働本部を立ち上げ、8町村が連携しながら学校と地域の人々や企業・団体をつなぎ、子どもたちの学びの場を広げています。
今回は葛尾小・中学校の活動をご紹介します。
葛尾小・中学校では、毎年12月1日は授業参観の日。
小学校では恒例になっている、親子陶芸教室を開催しました。
大堀相馬焼の小野田利治先生・小野田百合江先生から作り方を教えてもらい、ろくろを使って思い思いにかたちを作っていきます。
お父さんもお母さんも子どもたちに負けずに、真剣にチャレンジしました。小さいお皿や、恐竜の形をしたカップ、花瓶、それぞれが個性的。親子で共につくった思い出の作品、焼き上がりが楽しみですね。

中学校では、ネット健康問題啓発者全国連絡協議会の公式インストラクター・小杉一浩先生による「メディアとの付き合い方」についての講演。親子で隣り合って座り、「スマホの付き合い方」や「ゲーム障害」等の話に一緒に耳を傾けました。スマホやゲームの時間が長くなると、学業や仕事に悪影響があること、それはどうしてか?具体的な身体への影響、対策等、生徒も保護者も身につまされる内容に興味津々。
講演後、お礼のことばの中で生徒代表が「スマホは使いすぎると、良くないということがわかったので、これから管理していきたい」という感想を述べました。
これを機に、家族で話し合ってスマホの使い方のルールをつくったり、スマホと上手くつきあえるといいですね。

双葉郡では、 平成27年に双葉郡地域学校協働本部を立ち上げ、8町村が連携しながら学校と地域の人々や企業・団体をつなぎ、子どもたちの学びの場を広げています。
今回はなみえ創成小学校の活動をご紹介します。
なみえ創成小学校の子どもたちは、福島ユナイテッドFCのコーチの指導により、かけっこ、サッカー等の運動を放課後活動で定期的に行っています。
今回は1年生から6年生まで10人が参加、Jヴィレッジの広い芝生の上での活動です。
活動の前に、Jヴィレッジの方が施設のお話をしてくれました。震災後しばらくの間サッカー場は、福島第一原発事故の対応拠点の駐車場として使われていたこと、そして2年前に再オープンして、多くの選手が訪れ、またサッカーができるようになったことなど。子どもたちは、動画も見ながら、Jヴィレッジの足跡を振り返りました。
広すぎる芝生のグランドに最初はとまどい気味だった子どもたちも、「はだしになって走ろう」というコーチの声かかると、みんなが駆け出して、青空の下で思い切り体を動かしました。

ボールが体にあたって痛い思いをしたり、小さなけんかもあったけど、最後には、元気にコーチにお礼の挨拶をして終わりました。

12月4日(土)、「第8回ふるさと創造学サミット」を開催しました。
新型コロナウイルスの影響を考慮し、昨年度に引き続き今回もオンライン開催となりました。普段の学校生活で活用しているICTスキルを生かして、各校の「ふるさと創造学」の学びを共有しました。
オープニングセレモニーでは、各校が発表内容で特に聞いてほしいところ、見てほしいところをPR。30秒という持ち時間の中で、PRボードを活用したり工夫しながらアピール。各校の意気込みが伝わってきました。
進行は例年通り、ふたば生徒会連合が担当。開催にあたって、文部科学省・末松 信介大臣、復興庁・西銘 恒三郎大臣からいただいたメッセージを、なみえ創成中学校の生徒が代読させていただきました。

今回は各校あわせて29セッションを実施、そのうち20セッションをYouTubeで同時配信しました。各校はそれぞれが独自に工夫をこらし、参加者がiPadからQRコードで読み取ったフォームに回答するなど、オンラインならではのやりとりも多く見うけられました。

子どもたちからは、
・みんなが故郷をよりよくしたいという思いを感じた。
・他の学校の発表の良かったところを取り入れて、今後の学習に生かしていきたい。
・発表は恥ずかしかったが、自分たちが伝えたいことが他校の友達に伝わってよかった。
・他の小中学校の発表を聞いて、いろんな学校や地域が復興のために頑張っていることを知れて良かった。
・他校の人と写真が撮れてよかった。直接会いたい。
など、素直な感想がありました。
午後の部は、小学生と中学生・高校生に分かれて「ふたばチャレンジ2021」という企画を実施。小学生はいくつかのグループに分かれて、自分の町村や学校も自慢等をグループでまとめるなど、いくつかのミッションにチャレンジしました。

中学生・高校生はファシリテーターとして福島県国際交流協会から派遣していただいた吾妻久先生の「中高生のためのSDGs」というワークショップに参加、SDGsについて学びを深めました。
ワークショップの前にアイスブレイクとして、ふたば生徒会連合が進行し「部屋にあるものでしりとり」を行いました。各校がそれぞれ知恵を絞って競い合い、オンラインながらも白熱した、楽しい交流の時間となりました。

今回の参加者は、児童・生徒419名、教職員・関係者286名。オンライン(You Tube)視聴者約100名。他県からも多くの方にご参加いただきました。双葉郡の子どもたちの取組・活動に大きな関心を寄せてくださる方が増えてきています。今後も、子どもたちの主体的な探求活動を応援しています。

※更新情報
11月24日(水) ライブ配信予定校を追加しました!
11月26日(金) タイムテーブル・パンフレットを追加しました!
双葉郡8町村立小・中学校・義務教育学校、福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校、福島県立富岡支援学校の子どもたちが各校でのふるさと創造学の学びを共有する「双葉郡ふるさと創造学サミット」を今年も開催いたします。
その一部をYouTube(予定)でライブ配信いたします。双葉郡の子どもたちの学びを是非ご覧ください。
第8回双葉郡ふるさと創造学サミット
実施概要
日 時:2021年12月4 日(土)8:40~14:00 ※配信は11:40まで
会 場:オンライン開催
開催趣旨:「ふるさと創造学」の取組を共有し、学びを通じた交流で、地域のつながりをつくる
内 容: 双葉郡の児童生徒たちによる、各校の「ふるさと創造学」の取組を共有し合うオンラインセッション

タイムテーブル

パンフレット ※下記画像をクリックするとダウンロードできます。
視聴参加申込

下記リンク先のフォームよりお申し込みください。※締切:12月3日(金)17時
申込者にのみ、限定ライブ配信のアドレスを、3日(金)中にご案内いたします。
- 視聴参加のお申込にあたって
① いただきました個人情報は「第8回ふるさと創造学サミット」に関することにのみ使用いたします。
② 当日の通信状況等により映像や音声の乱れが発生したり、配信が停止・中止となる場合があります。ご了承ください。
③ お申込いただいた方のみへの限定ライブ配信となります。お送りするURLの転送やセッションの撮影、録画は一切不可とさせていただきます。ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。
★双葉郡ふるさと創造学サミット ライブ配信視聴参加申込フォーム
※ 「ふるさと創造学」は、福島県双葉郡8町村がともに取り組む、地域を題材にした探究的な学習です。「震災で子どもたちが得た経験を、生きる力に」との思いから、2014年度にスタートしました。
地域のひと・もの・ことを題材に、課題やテーマを設定し、情報を集め、整理・分析して考え、まとめて表現するプロセスを通して、自らの考えを深めていきます。一人ひとりが持っている力を発揮しながら学ぶことで成長し、よりより課題の解決や、難しい課題に挑戦できるようになることを目指します。
双葉郡8町村の子どもたちは、町村や世代を超えた交流、また地域の人びととの協働を目的に
地域の企業・団体の方、地域で活動する方を講師に迎え、学びの場を広げています。
10月25日(月)、大野小・熊町小・大熊中学校の子どもたち9人は、エアレースパイロットの室屋義秀さんとのワークショップを実施するため、福島市の「ふくしまスカイパーク」を訪ねました。大熊町が目指す探求学習「未来デザイン」の一環です。

会津若松市で学校生活を送っている子どもたちは、この日朝早く学校を出発。福島市のスカイパークに到着すると、室屋さんが華麗なアクロバット飛行で出迎えてくれました。子どもたちは、目の前で繰り広げられる華麗な飛行に驚きながら歓声をあげて喜んでいました。


この後、子どもたちは描いた絵をモーターグライダーの大きな羽に自分たちの手で張り付け、グライダーの組み立てにも参加。室屋さんの操縦するグライダーとともに自分の描いた絵が大空を翔る様子を見て「わたしの絵、見えたー!」「感動!」などと歓喜する子どもたち!
この企画のタイトル「大熊町の輝く希望の配達便」は子どもたちが考えました。次回に続く、子どもたちの夢のプロジェクトです。空を見上げながら、子どもたちは何を感じていたかな?子どもたちの希望も、夢も、この日描いた絵のように大空にはばたくことを願っています!!

10月29日(金)、久しぶりのビデオ交流を開催しました。
2校、5名の生徒が参加。今日はみんな1年生!
昼休みを活用して、画面越しの交流です。
お互いの自己紹介からはじまり、好きな食べ物、得意なこと等について話しました。
また、部活で何をしているか?好きな教科などについて、それぞれが発表し、他校での同級生の学校生活に思いをはせていたようでした。
短い時間でしたが、なごやかに会話を楽しむことができました。次回の交流では、どんな話題で盛り上がるか楽しみです。
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「ふたば生徒会連合」は、双葉郡8町村立中学校、ふたば未来学園中学校・高等学校の生徒会役員生徒を中心に構成されており、例年、夏に開催する「双葉郡中高生交流会」の開校式や、12月に開催する「双葉郡ふるさと創造学サミット」のオープニング/クロージング・セレモニー、交流企画等の企画・運営など、生徒主体の取組を行っています。