11月6日、富岡第一・第二小学校と富岡第一・第二中学校でそれぞれ、算数・数学の公開授業研究会が行われました。主題は、総合的な学習の時間でのアクティブ・ラーニングの実践や課題解決力の育成を、教科で展開すること。
小学校は5年生の授業「台形の面積を求めよう」。
四角形や三角形、平行四辺形など、学習した知識を使って、個人→グループで台形の面積の求め方を考えました。お互いの考え方の同じ点や違う点を伝え合い、考えを深めているようすが印象的でした。
中学校は3年生の「相似な図形」の授業です。例えば、体育館の高さをなど実際に測ることが難しい長さや距離を、比の性質を使って求めます。分かりますでしょうか。
例) 実際の体育館の高さ=? 実際の先生の身長=168cm
スライド上の体育館の高さ=36cm スライド上の先生の身長=6.5cm
一人ひとりが相似な図形を使った問題を作り、互いに解き合っていました。タブレットとGoogle Appsなど、ICTも活用されています。
公開授業の後は、授業者・参加者が一堂に会しての研究協議会。算数・数学指導で多くの実績を持つ横浜市立羽沢小学校長の齋藤一弥先生をお招きし、ご指導とご講話をいただきました。
物事を効率的に処理し、社会をより豊かにするという、算数・数学を学ぶ意義。「活動的に動く授業」ではなく、「思考を活性化させる授業」であるべきアクティブ・ラーニングの在り方。子供たちの将来を見据えて教育課程をデザインする必要性、等々。とても熱いお話をありがとうございました!