当協議会では、まちづくりの先進地に学ぶ他地域交流事業を行っています。この事業の一環として10月10日~12日の2泊3日、双葉郡内の中高生9名、教職員6名が福井県鯖江市を訪れました。
北陸新幹線に乗って! 「めがねのまち」鯖江に到着。
鯖江市といえばめがね、漆器、繊維、和紙など、古くからものづくりがさかんな地域。そしていま、注目を集めているのは、その独自性あふれるユニークなまちづくりです。学生連携、ITを活用するオープンデータシティ、そして市民主役のまちづくり。今回「さばえまちづくり体験ツアー」と題した研修旅行では、参加者それぞれマイテーマを持って、鯖江の産業と市民主役のまちづくりを学びに行ってきました。
まずはじめに鯖江市教育委員会の皆様にご挨拶。学力・体力ともに全国1位を誇る福井県の取組についてお話をお聞きしました。
続いて、鯖江を支える一大産業・めがねの歴史を探りにめがねミュージアムを訪問。
鯖江のめがね産業は、農閑期の出稼ぎをなくすための副業として100年ほど前に始まったそう。何工程にも及ぶめがねづくりの歴史について、元職人の方から直接お話をお聞きしました。
体験工房では、めがねストラップづくりに挑戦!
1日目最後のプログラムは、デザイン・ものづくりを手掛ける合同会社TSUGIのメンバー3人のお話。「河田アートキャンプ」という、2004年の福井豪雨の年にはじまったアートプロジェクトをきっかけに、鯖江に移り住んだ若手デザイナーや職人の方々のグループです。
ものづくりのスピリットあふれる土地と温かい人びとに惹かれ鯖江にやってきたメンバーの皆さんから、それぞれのお仕事や鯖江での生活、地域の人びとが集まる場づくりなどのお話をお聞きしました。
宿泊させていただいたのは、河和田地区にある、農家民宿「椀de縁」さんと「ざくろの宿」さん。 「ざくろの宿」の柑本さんは、二本松で農業をされていた方で、震災後、鯖江で農家民宿を営んでいらっしゃいます。
漆器の産地にある、素敵な古民家の建物で、みんなで配膳・盛り付けをして、いただきます!