6月9日、葛尾村立葛尾小学校、富岡町立富岡第一小学校、富岡町立富岡第二小学校、川内村立川内小学校4校の6年生15人が葛尾小学校三春校に集まり、授業研究の一環として、算数の合同授業を行いました。
「次代を生きる子どもに期待される資質・能力をはぐくむ授業づくり」と題した本授業は、双葉郡で進めてきた「ふるさと創造学」での実践や研究を、教科学習でにも広げていこうというもの。これからの社会で生きる資質・能力を育むために、教科指導の本質を考えると同時に、町村を越えた交流を通じて、子供たちが多様な価値観にふれ町村を越えた交流を行うことをねらいとしています。
アイスブレイクを兼ねて席順決め。普段から体育や特別活動で顔を合わせていることもあり、この日も和気あいあいとした雰囲気でスタート。
授業研究のため講師として授業を行っていただいたのは、文部科学省の中教審で次の学習指導要領改訂の議論にも関わっておられる横浜市立横浜市立六浦南小学校長の齊藤一弥先生。パック詰めされたトマトを題材に、同じ単位で比べることを実践的に学びます。「どのトマトが一番お買い得?」
「1つあたりの値段が安いし、家族みんなで食べられるから、4個入りがいい」「栄養があっておいしそうだから、高くてもリコピン入りのトマトがいい」「食べきれないから2個入りがちょうどいい」みんな主体的に考え、積極的に発言しました。
その後、先生たちは研究協議。指導者として上智大学教授の奈須正裕先生を講師に迎え、授業の映像を見ながら指導のポイントを振り返り、授業を行ってくださった齋藤先生、富岡第一小学校教頭の新田展弘先生と鼎談を行いました。
双葉郡の子供たちのよりよい教育のため、先生たちも必死です。