12月4日(土)、「第8回ふるさと創造学サミット」を開催しました。
新型コロナウイルスの影響を考慮し、昨年度に引き続き今回もオンライン開催となりました。普段の学校生活で活用しているICTスキルを生かして、各校の「ふるさと創造学」の学びを共有しました。
オープニングセレモニーでは、各校が発表内容で特に聞いてほしいところ、見てほしいところをPR。30秒という持ち時間の中で、PRボードを活用したり工夫しながらアピール。各校の意気込みが伝わってきました。
進行は例年通り、ふたば生徒会連合が担当。開催にあたって、文部科学省・末松 信介大臣、復興庁・西銘 恒三郎大臣からいただいたメッセージを、なみえ創成中学校の生徒が代読させていただきました。
今回は各校あわせて29セッションを実施、そのうち20セッションをYouTubeで同時配信しました。各校はそれぞれが独自に工夫をこらし、参加者がiPadからQRコードで読み取ったフォームに回答するなど、オンラインならではのやりとりも多く見うけられました。
子どもたちからは、
・みんなが故郷をよりよくしたいという思いを感じた。
・他の学校の発表の良かったところを取り入れて、今後の学習に生かしていきたい。
・発表は恥ずかしかったが、自分たちが伝えたいことが他校の友達に伝わってよかった。
・他の小中学校の発表を聞いて、いろんな学校や地域が復興のために頑張っていることを知れて良かった。
・他校の人と写真が撮れてよかった。直接会いたい。
など、素直な感想がありました。
午後の部は、小学生と中学生・高校生に分かれて「ふたばチャレンジ2021」という企画を実施。小学生はいくつかのグループに分かれて、自分の町村や学校も自慢等をグループでまとめるなど、いくつかのミッションにチャレンジしました。
中学生・高校生はファシリテーターとして福島県国際交流協会から派遣していただいた吾妻久先生の「中高生のためのSDGs」というワークショップに参加、SDGsについて学びを深めました。
ワークショップの前にアイスブレイクとして、ふたば生徒会連合が進行し「部屋にあるものでしりとり」を行いました。各校がそれぞれ知恵を絞って競い合い、オンラインながらも白熱した、楽しい交流の時間となりました。
今回の参加者は、児童・生徒419名、教職員・関係者286名。オンライン(You Tube)視聴者約100名。他県からも多くの方にご参加いただきました。双葉郡の子どもたちの取組・活動に大きな関心を寄せてくださる方が増えてきています。今後も、子どもたちの主体的な探求活動を応援しています。