1月13日、双葉郡の先生たちによる、双葉郡の子供たちのための教育を考える未来会議を行いました。
冒頭は講演として、認定NPO法人Teach For Japan代表理事の松田悠介氏にお話をいただきました。
Teach For はアメリカで生まれた団体で、優秀な学生や若手社会人をトレーニングして2年間、教育困難校に派遣する活動を行っています。若者に成長の機会を与えるとともに、学校と子供たちの学力向上、ひいては教育格差の解決につながるとりくみとして注目を集めています。
続いては「ふるさと創造学の豊かな可能性~探究のプロセスで子供の学びが変わる~」と題して意見交換会を行いました。
「ふるさと創造学」は、双葉郡の各校が一貫した価値観のもと共通のねらいを持って取り組む、地域を素材にした探究的な学習です。富岡町の石井賢一教育長からその背景とねらいを説明いただいた後、大熊町の大野・熊町小学校と、浪江町の浪江中学校の先生から事例紹介をいただきました。
その後は、 校種・役職混合でグループに分かれてディスカッション。「双葉郡の子どもたちが、自ら明日を創造できるようになるために、どのような学びの支援をしますか」をテーマに、自由に意見・情報交換を行いました。
「子供たちのどんな力を伸ばすべき?」「どんな指導方法が有効?」「いまの環境を生かすには?」「地域をつなげていくには?」と、各テーブルの話題はさまざま。熱心な議論が繰り広げられました。