2日目は、双葉郡が誇る美しい山村・川内村へ。帰省中の川内出身のふたば未来学園高校生徒3名も現地で合流してくれました。
スタートは、川内村の“自然博士”秋元初夫さんによる、川内村の魅力と見どころレクチャー。
村の地形から動植物、歴史、島根県とつながるエピソードまで。博識と軽快なトークであっという間の講義でした。後半では、震災当時の村の様子について、商店を営んでいたご自身の体験を交え語ってくださいました。
川内村でのフィールドワークは、興味関心ごとにわかれ、「地域で働く」人びとを歩いて訪問する、グループ行動。富岡消防署川内出張所、かわうちの湯、天山文庫・阿武隈民芸館、川内小学校をそれぞれ訪ね、お話を聞きました。
お昼は、蕎麦酒房天山さんへ。美味しい手打ちのお蕎麦と炊き込みご飯、川内名産のいわなをいただきました。美味!
食事のあとには、商工会長を務める小松屋旅館の井出茂さんよりお話をいただきました。
午後は、川内小学校に移動し、遠藤雄幸村長のご講話。 「震災から4年半 川内村の現状と課題」というテーマに沿って、原発事故への対応から、村の課題と復興・活性化への施策、そこにかける思いについて、語ってくださいました。
お話をお聞きした後は最後のディスカッション。2日間を振り返りながら、感じたことや考えたことを共有し合い、地域の課題や取組アイデア、高校生の自分たちにできること、したいことなどについて意見交換をしました。
最後に参加者一人ひとりが2日間の感想を言い、セッションを終了しました。「メディアでしか知らなかった福島。まったくイメージが変わった」「もっと被災地を自分の足で訪ねたい」「自分たちで復興を進めるんだという姿勢にとても刺激を受けた」等々の声が聞かれました。
最後に、素敵な川内小学校の前でパチリ。連休中にも関わらずご対応いただいた川内村の皆さん、本当にありがとうございました!
ふたば未来学園高校の生徒たちも多くを学べた2日間だったようです。この出会いを大切に。今後の活動が楽しみですね。