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双葉郡について

双葉郡は、浪江町、葛尾村、双葉町、大熊町、富岡町、川内村、楢葉町、広野町の6町2村から成る、福島県浜通りにある地域です。長年相馬藩が治めた「標葉(しねは)郡」と磐城平藩の治めた「楢葉(ならは)郡」が明治半頃に合併し、二つの葉から成る地域として「双葉郡」と名付けられました。

太平洋に面した温暖な気候に恵まれ農業や漁業を生業とする一方、戦前は常磐炭田の北端として、戦後は東京電力の発電所が複数立地する電源地帯として、エネルギーの供給地でもありました。

2011年3月11日の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故の影響で、一時は郡内の全町村がまちごと避難しました。多くの住民は県内外各地での避難生活を送り、子供たちは一時就学を中断したり避難先が変わるごとに転校したりするなど、生活・学習環境の変化を経験しました。

2021年4月現在、広野町、川内村、楢葉町、富岡町、浪江町、葛尾村、大熊町が帰町・帰村した先で、双葉町はいわき市に行政拠点を設けています。

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