5月23日、双葉郡の先生方約40名が集まり、教員研修会が開催されました。双葉郡ならではの魅力的な教育を進めるため、「小規模校、少人数学級での学び合い」をテーマに講演と意見交換会を通じて考えました。
講師は、教育実践研究家の菊池省三先生。日頃から自治体の教育政策や学校経営へのアドバイス、若手教員育成等に取り組んでおられます。今回お忙しいなかお越しいただきました。
講演では、子どもたちを集団として高めていくための授業観についてお話しいただきました。
「2人でも、3人でも意見の対立は生まれる。意見の違いを認め合い、摺り合わせていく学び合いが必要」と、菊池先生。
意見交換会では、小規模校、少人数学級での学びから生まれる課題として、大勢の中に入ると尻込みしてしまう児童をテーマとして取り上げ、予想される原因と解決するためのアイデアをグループに分かれて議論しました。
双葉郡が抱える問題に真剣に向き合う先生方の姿。多くの意見が飛び交い、時間が足りないグループも見られるほど。
最後には、菊池先生から対話力を楽しく身に付けることができるゲームのご紹介がありました。「おもしろい!」「これならすぐにでも実践できる!」と、先生方も太鼓判を押されていました。
よりよい学び合いの実践から、子どもたちがどう変わっていくのか楽しみです。