【令和2年度ふるさと創造学教員研修会】
日 時: 令和2年5月26日(火)13:30~16:30
会 場: 双葉郡内各小・中・高等学校(Google Meetによるオンライン研修会)
テーマ:「今だからこそ 子どもを真ん中に!〜令和2年度のふるさと創造学について考えよう〜」
講 師: 宗形潤子先生
(福島大学人間発達文化学類附属学校臨床支援センター長・教授(現職研修部門))
対 象: 双葉郡内小学校・中学校・高等学校の教職員
実施主体:主催 福島県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会
共催 公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機
「ふるさと創造学教員研修会」は、双葉郡独自の取組への理解を深め、各校の「ふるさと創造学」に取り組む上での成果と課題を共有し、様々な視点、多様な考え方に触れることをねらいとする教員研修会です。
毎年双葉郡内の教職員を対象に開催していますが、今年度は現在新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、Google Meetを活用したオンラインでの開催となりました。双葉郡内の小中学校、ふたば未来学園中学校、高等学校の先生方、関係者を含め、90名以上が参加しました。
まずは、富岡町教育委員会の岩崎教育長から開会挨拶とふるさと創造学についてのお話をいただきました。
岩崎教育長からは、「双葉郡にはオンライン授業を実施している学校もあり、テレビ会議での中学・高校の生徒会交流も進めている。今回オンラインで教員研修会を開催することで見えてくる成果や課題も含めて、前向きに進めて行きましょう。」とのお話がありました。
その後、大熊町立熊町・大野小学校、楢葉町立楢葉中学校、ふたば未来学園高校の先生方より、それぞれの学校でのふるさと創造学の取組を紹介いただきました。
そして、講師の宗形潤子先生より、「今だからこそ 子どもを真ん中に!〜令和2年度のふるさと創造学について考えよう〜」というテーマでお話をいただきました。
講演後、各校で今年度のふるさと創造学の取組内容について話し合い、いくつかの学校が話し合った内容を全体で共有しました。そこで出てきたのが、「人と会ったり外出しての探究活動ができない状況が続き、学習が予定通りに進んでいない」という課題。宗形先生からは、「外出できなかったり、人と会ったりできない状況では個人の探究を大事にしていくことも必要。また、今だからこそできることを考えていくことが大事」とのお話がありました。
この他にも色々なアドバイスをいただきましたが、「この状況で困っているのは自分たちだけではなく、他の人も困っている。そうした人たちと色々な形でつながりを持ち、そこから情報を集めたり困り感を共有していくことが大事」とのアドバイスが印象的でした。
オンラインでの教員研修会は初めてのことで、運営側としても不安はありましたが、大きなトラブルもなく終了することができました。
参加していただいた先生方からは、「移動時間がなく会議ができ、時間短縮ができてよかった」、「プレゼン資料もすぐに見せることができるので効果的である」、「どうしても話している側の一方通行になってしまう」、「相手の表情が見えづらく、あまりに大人数での会議には向かないのでは」など、様々なご意見をいただきました。
今後もその目的や規模に応じて、オンラインを活用した教員研修会や各種会議の開催を検討していきます。