10月15日(火)に双葉南・北小学校、双葉中学校の児童・生徒が「せんだん太鼓」演奏練習を行いました。
10月19日(土)の本番に向けた3度目で、最後の練習になります。
入場から退場まで通し稽古を何度も行い、本番さながらに力強い太鼓の音が、体育館中に響き渡りました。
全員の音が重なって、振動が身体を通り抜けていくように感じ、太鼓に向かう子どもたちの動きと演奏が一体となって、大迫力でした。
講師として指導を担当する双葉町せんだん太鼓保存会の野村氏、今泉氏からは、後半のリズムやふり上げる“ばち”の角度など、細かなチェックが入りましたが、最後には、「これで、本番に臨みましょう」と文字通りの太鼓判を押していただきました。
双葉町では、町の伝統芸能である「せんだん太鼓」を受け継ぎ、ふるさとを大切にする気持ちを育むとともに、地域の方々との交流を図ることを目的にこの活動に取り組んでいます。
子どもたちは、小学4年生から参加し、中学3年生までの6年間、「標葉せんだん太鼓」に触れることになります。震災後は人数が集まらず、低学年の児童も参加していたと聞きました。
19日の本番では、双葉町の伝統を力強く繋いでいく「せんだん太鼓」の響きを、地域の方々も楽しんでいただけたと思います。