8月2日に郡山市中央公民館にて、毎年恒例の双葉郡中高生交流会「FUTABA 1DAY SUMMER SCHOOL」を開催しました。
本会は、双葉郡教育復興ビジョンの絆づくりの取組の一つとして、郡内学校の教職員から成る実行委員会が企画・運営するものです。集まった169名の中高生は、ワークショップ内容の異なる4クラスの中から興味・関心に応じてクラスを選択して参加しました。
今年も昨年に続いて、ふたばの教育復興応援団のメンバーで作詞家の秋元康さんが夢の1日をプロデュース!4名の著名人を講師としてお迎えしました。
A組【指原莉乃と夢のステージ】
指原莉乃 氏(HKT48)
B組【YouTuberになろう!】
藤田晋 氏(株式会社サイバーエージェント取締役社長)
C組【しゃべり下手大集合!~恐るべき伸びしろ~】
古舘伊知郎 氏(フリーアナウンサー)
D組【リリーの人生相談。君の話を聞きたい!】
リリー・フランキー 氏(俳優・イラストレーター)
(写真右から、秋元康氏、指原莉乃氏、藤田晋氏、リリー・フランキー氏、古舘伊知郎氏)
A組は、指原さんらの指導のもと、AKB48の「恋するフォーチューンクッキー」の振り付けを考えて踊ることに挑戦。オリジナルの「ふたばポーズ」などを取り入れて完成させたダンスを、指原さんと一緒にステージで踊りました。
その後の質問コーナーでは、指原さんは自身が中学校、高校で不登校だった話に触れ、夢をかなえること、好きなことを仕事にすることの素晴らしさを語りました。
B組は「YouTuberになろう!」をテーマに、グループごとに3分ほどの動画を制作しました。「激辛ラーメンに挑戦」、「リズムゲームバトル」、「男子高校生にメイク」など、それぞれのグループがオリジナリティーを発揮。
どの動画もテロップや音を使って効果的な演出がされ、完成動画の鑑賞会では面白さのあまり、会場が笑い声に包まれていました。
C組は、「しゃべり下手大集合!~恐るべき伸びしろ~」と題して、古舘さんは生徒たちに「話しの世界」や「言葉の世界」の面白さについて伝えました。
生徒たちの食べたお弁当の感想をもとに、古舘さんが言葉を紡いでお弁当の実況中継を披露すると生徒たちも釘付けの様子でした。
D組は、リリーさんがプロインタビュアーの吉田豪さんと一緒に、生徒たちのありとあらゆる人生相談に応じる形でワークショップが展開されました。
冒頭で、生徒たちには思い思いの「悩み」を書いてもらい、そのシートをもとにリリーさんらは悩める生徒たちへ対話を重ねていきます。リリーさんはご自身の体験談などを挟みながら、どんな内容の相談にも真正面に受け止め、生徒一人ひとりに向き合う姿がありました。
以下、中高生交流会実行委員長の南郷市兵さん(ふたば未来学園高校副校長)からのコメントです。(一部抜粋)
県内外に散り散りになった双葉郡の子供たちが交流し、ふるさとの仲間たちとの絆を深めることをねらいとして始まったサマースクールですが、最近は新たな意味合いが加わっています。それは、子供たちが大海原に出会うこと。
震災と原発事故で色々な思いをしたとしても、避難の影響で学校の友達が少人数になってしまっていたとしても、子供たちの未来には無限の可能性があります。日常では体験できないヒトやコトとの出会いから、世界は広いと体感して、ひとりひとりの夢や明日に向けて、大海原に漕ぎ出してほしいと願います。