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2015 9月

【レポート】隠岐島前高校との交流事業Part3

 2日目は、双葉郡が誇る美しい山村・川内村へ。帰省中の川内出身のふたば未来学園高校生徒3名も現地で合流してくれました。

 スタートは、川内村の“自然博士”秋元初夫さんによる、川内村の魅力と見どころレクチャー。

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 村の地形から動植物、歴史、島根県とつながるエピソードまで。博識と軽快なトークであっという間の講義でした。後半では、震災当時の村の様子について、商店を営んでいたご自身の体験を交え語ってくださいました。

 

 川内村でのフィールドワークは、興味関心ごとにわかれ、「地域で働く」人びとを歩いて訪問する、グループ行動。富岡消防署川内出張所、かわうちの湯、天山文庫・阿武隈民芸館、川内小学校をそれぞれ訪ね、お話を聞きました。

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 お昼は、蕎麦酒房天山さんへ。美味しい手打ちのお蕎麦と炊き込みご飯、川内名産のいわなをいただきました。美味!

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 食事のあとには、商工会長を務める小松屋旅館の井出茂さんよりお話をいただきました。

午後は、川内小学校に移動し、遠藤雄幸村長のご講話。 「震災から4年半 川内村の現状と課題」というテーマに沿って、原発事故への対応から、村の課題と復興・活性化への施策、そこにかける思いについて、語ってくださいました。

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 お話をお聞きした後は最後のディスカッション。2日間を振り返りながら、感じたことや考えたことを共有し合い、地域の課題や取組アイデア、高校生の自分たちにできること、したいことなどについて意見交換をしました。

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 最後に参加者一人ひとりが2日間の感想を言い、セッションを終了しました。「メディアでしか知らなかった福島。まったくイメージが変わった」「もっと被災地を自分の足で訪ねたい」「自分たちで復興を進めるんだという姿勢にとても刺激を受けた」等々の声が聞かれました。

 最後に、素敵な川内小学校の前でパチリ。連休中にも関わらずご対応いただいた川内村の皆さん、本当にありがとうございました!

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 ふたば未来学園高校の生徒たちも多くを学べた2日間だったようです。この出会いを大切に。今後の活動が楽しみですね。

【レポート】隠岐島前高校との交流事業Part2

 9月21日、隠岐島前・双葉郡交流事業の一環として、隠岐島前高校とふたば未来学園高校の生徒がともに広野町でフィールドワークを行いました。

DSCF0172 訪れたのは、アヒルを使って減農薬による米づくりを行っている新妻有機農園さん。50歳で脱サラし家族で専業農家を営む新妻良平さんは、震災前より米のブランド化に取り組んできました。震災後は、山形県で事業を再開した浪江町の鈴木酒造とコラボレーションし、コシヒカリを使ったお酒を開発するなど、挑戦を続けられています。

 「大変なことも多いけれど、何より自分が楽しんでやっている」と言い切る姿に高校生はもちろん、教職員も大いに感銘を受けました。

 お話をお聞きした後は、奥様のお手製のカレーをごちそうになりました。新妻有機農園さんの炊き立てごはん、しっかりお米の香りと味がして本当に美味しいです!

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  お礼に隠岐島前高校から、民謡で用いるしゃもじを手渡しました。新妻さんご夫妻は震災後、全国から応援部隊として派遣される警察官の皆さんにカレーを振る舞ってきました。胃袋をつかまれている警察官の方も多いそう。

 「合鴨農法」とはよく聞きますが、「アヒル農法」はちょっと珍しいですね。新妻さん曰く、「アヒルにこだわっているのは、ただアヒルが可愛いから」とのこと。納得です。

新妻有機農園さんについての詳細はこちら。http://ahilunouen.yamanoha.com/

 続いての訪問先はいわき市内にある仮設住宅。各校自己紹介をして住民の皆さんと交流をさせていただきました。

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 ふたば未来学園高校生の中に同郷の生徒を見つけ喜んでくださった方も。隠岐島前高校は民謡を披露。

 参加してくださった住民の皆さんは、数々の訪問者を受け入れてきた、いわば交流会のベテランさん。とってもお話上手聞き上手で、会場中で話に花が咲きました。

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 パワーをいただいた生徒も多かったようです。広野町の皆さん、楽しいひとときをありがとうございました!

 フィールドワークの最後に訪れたのは、広野町と楢葉町にまたがるJヴィレッジ。

DSCF0309 当協議会事務局のメンバーで、富岡高校寮監を務める荒木信彦さんから、サッカーの聖地と呼ばれた当時のようすなどをお話ししました。

 震災当時から変わらない時計の針と、変わり果てたグラウンド。高校生の目にどう映ったでしょうか。

 

 

 

 フィールドワークから戻った後は、ふたば未来学園高校社会起業部のプレゼンツ企画。広野町唯一のお菓子屋さん「みとや」さんのお菓子の食べ比べを行った後、1日を振り返ってディスカッションを行いました。

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 復興で何だ、活性化って何だ。メディアの情報の伝え方、受け止め方、風評被害、出会った人たちの明るさや真摯さ、お互いの取組についてなどなど。議論はつきませんでした。

 この出会いを大切につなげていってほしいです。

 

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みんなお疲れ様でした!Part3では川内へ。

【レポート】隠岐島前高校との交流事業part1

 シルバーウィークの最中、島根県立隠岐島前高校の皆さんが双葉郡との交流事業のため来福。9月21日、22日とふたば未来学園高校と交流し、ともに広野町・川内村でフィールドワークを行いました。

 隠岐島前高校は島根県沖60km、日本海に浮かぶ隠岐諸島にある高校です。海を渡り空を飛び、ひたちに乗って12時間もかけ、はるばる双葉郡に来てくださいました。

 9月21日、1つ目のプログラムはふたば未来学園高校との交流会。無事お迎えできたことを感謝しつつ、まずはペアになって他己紹介。さすが高校生同士、あっという間に打ち解けて盛り上がりました。

 隠岐島前高校では、隠岐島前地域の生徒と全国から集まった生徒が学んでいます。交流事業の参加者も兵庫から岩手までさまざまでした。

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「最近テンションが上がった出来事は?」という共通質問に「彼女と電話したこと」「彼女ができた」という男子生徒がちらほら。「リア充多いよ!」

 

DSCF0143 仲良くなったところで、相双教育事務所横山指導主事による、「ふくしま・ふたばを知るためのクイズ」。福島県の産業や双葉郡への認識と現状のギャップに気づいてもらう問い10問。県民にとっても、これが結構難しいのです。

 

 

 

 

 

続いて、各校取組紹介。

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ふたば未来学園高校からは社会起業部が、隠岐島前高校からはヒトツナギ部他参加者各部が、学校や地域活動について紹介しました。

ちなみにヒトツナギ部とは、島内外の中高生を対象にした、隠岐島前地域のツアーを企画運営する部活。毎年夏に春頃参加者を募集し夏に開催するそうなので、興味のある方はチェックしてみてください。

http://www.dozen.ed.jp/club/hitotsunagi/

Part2では、広野町フィールドワークの模様をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

【レポート】葛尾・富岡・川内合同水泳記録会!

 9月3日(木)、川内小学校の屋内プールを会場に、葛尾小、富岡第一・第二小、川内小、3町村・4校の合同水泳記録会が開かれました。

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 寒さも心配されましたが、当日はお天気に恵まれました。合同記録会ということで、自己ベストを出す子が続出したそうです。

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 記録会の後は、広々とした素敵なランチルームで、川内・富岡の栄養士さん合作のおいしい給食を一緒にいただきました。

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 中でも大人気だったのは、とうふドーナツ。おかわりを巡って川内小の校長先生とのじゃんけん大会になりました。

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 そして午後には、各校の学校紹介やダンス発表等を行い交流を深めました。夏休み中に開かれた、8町村合同絆づくり交流会で友だちになった子を見つけて喜ぶ姿も見られるなど、他校の友だち再会の機会ともなりました。

 

詳しくは、各小学校のHPをご覧ください。

【レポート】広野中1年生がまちを舞台に映画を製作しました!

 広野中学校では、今年度初の試みとして、日本映画大学千葉茂樹研究室(神奈川県川崎市)と広野町から成るひろの映像教育実行委員会の協力のもと、ふるさと創造学の一環としてシネリテラシー(映像教育)プロジェクトに取り組んでいます。

 シネリテラシーとは、映画・映像の読み解きと製作を行う取組で、オーストラリアなどでは義務教育等にも取り入れられている試み。

 製作の過程では、映画・映像の構想から撮影・編集、発表までをチームで行うことで、情報を読み解く力や表現力、情報共有、発信する力を培うことを目的としています。今期は、1年生が広野町を舞台としたドキュメンタリー映画の製作に取り組みました。

 まずは、チームに分かれてテーマを決め、誰にインタビューすべきか何を聞くのか等構想を練ります。映画製作サポート役のスタッフの指導のもと、監督、助監督、カメラ等の役割分担をし、撮影特訓。その後1か月の準備を経て、2日半で撮影・編集を敢行して作品を完成させ、3日目の午後には上映会を行うというハードスケジュール。映画を通じて投げかけたい視点は何か、どのように表現したら伝わるのか等、スタッフのサポートを得ながら考えを深めます。

 そして8月27日の午後、撮影でお世話になった地域の方々や保護者を招き、無事上映会が行われました。

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 初めての撮影やインタビューに緊張したようすも垣間見えましたが、どれも中学1年生が切り取った、広野町とそこに暮らす人びとのいまが伝わる作品でした。友達や参観者の方々にどう映ったでしょうか。

 

 以下に上映された6作品を紹介します。

●「デンセツとチョーゆかいな仲間たち」
 広野町に伝わるお地蔵様についての口承を、前町長等にインタビューして追った作品。「広野町に初めて来た人に町を知ってもらうによい作品」との講評を得ました。

●「明るいミライ」
 町長や町役場の職員、幼稚園の先生などへのインタビューと、チームメンバーへのインタビュー等を通し、町のミライ、そして町に住む一人ひとりの人のミライを考えた作品。

●「未来へ羽ばたくわたしたち」
 友達へ将来の夢やはまっていることなどをインタビューし、同世代のいまをとらえた作品。同級生だからこそ撮れた、自然体な友達のようすが印象的でした。

●「見つけてきた!広野のHistory」
 町で発掘された恐竜の化石と遺跡について、授業形式で紹介した作品。構成やカメラワークのよさで評価を得ました。

●「Let’s Go to future★」
 今春開校したふたば未来学園高校にフォーカスした作品。地域の人、高校の先生や先輩たちへのインタビューを通じ、高校生活のようすに迫りました。

●「仲間ひとりひとりの希望」
 火力発電所と町の商店へのインタビューを通し、震災前と震災後のまちの在り様をとらえた作品。時間をかけた丁寧なインタビューで、地域の人びとの思いを映し出しました。

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ポスターもなかなかユーモアがあります。

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